感情の発散 嬉しい、楽しい、という”ポジティブ”と一般的に言われる感情だけでなく、つらい、悲しい、怖い、許せない、そういった感情も大切なもの。それを安全に出してあげることがココロとカラダにとって必要。素材たちが安全な形でそれを助けてくれます。

思考の整理 不安なこと、心配なこと、困ったことが頭の中をぐるぐるしっぱなしなことがあります。言葉にすればするほど見えづらくなってしまう事も。 アートなら、視覚的にとらえることができるので、点在したパズルのピースを整えるように、全体をとらえることができるのです。

イメージの力を育む 頭で考えることは過去の経験に基づいたもの。”知っていること”が土台に在ります。 五感による刺激で表現されるものは、自分の中に在る”知っているけれど知らない”ものからのメッセージ。 それは可能性であり、創造性。表現することが想像力を引き出し、自分の可能性を広げます。

自己の客観視 言葉による表現は自分を表す大切な手段。それと同時に言葉以外による表現は新しい自分に気づかせてくれることも。 自分の”考え”はよく知っていても、”感じ方”って意外と知らないかもしれません。さまざまな素材や表現方法によって「こんな自分がいたんだ」と新しい発見があることも。

過去・現在・未来のシミュレーション アートは”いま、ここ”を教えてくれます。それと同時に、表現されたものを通して 「あの時はどうだった？」 「これからどうしたい？」 というシミュレーションをすることも可能。その中から”今”へのヒントを受け取ることも。

物語の作り直し 人は誰でも自分のストーリーを作っています。 それは正しいとか間違っているではなく、その人にとっての”事実” ただ、そのストーリーによってつらい気持ちを感じてしまう事もあります。 アート表現を通してそれについて語っているうちに、「あれ？こんな風にとらえられるようになってる」 ということも。それが今のその人にとっての新しい”ストーリー”